「宿は寝られちゃOK!できればあまりお金をかけたくない」なんて人におススメの「安く泊まる方法」をまとめました。
宿泊料金が全体に高めの東京ですが、実は探せば結構いろいろあるもんです。
「ドヤ街」というと一般人には近づきがたいイメージがあります。
東京最大のドヤ街は「山谷(さんや)」と呼ばれるエリアでした。なぜ過去形かというとかなり様変わりしているからです。
今でも、一泊2000円台のいわゆる簡易宿泊所がたくさん残っていますが、そのうち大通りに面したところが、次々と高層の格安ビジネスホテルに建て替えられ、若い女性や外国人旅行者なども安心して泊れる、部屋も設備も新しくきれいな宿泊施設になっているからです。
たとえば写真は2007年4月にオープンした「丸忠クラシコ(一泊3,800円)」。
一階ラウンジにはMac含むパソコンが3台置かれています。部屋は3畳程度の広さで狭く、洗面所・バス・トイレは共同ですが、とてもきれいな上女性専用フロアもあるので、観光から帰ってきた後に寝るだけなら、まったく問題ありません。
他にも同じような4000円以下の新築格安ホテルが周囲にはたくさんあります。
最寄駅はJRと地下鉄日比谷線が通っている南千住駅。東京駅からは上野もしくは秋葉原乗換で21分、銀座までも直通で22分と交通の便もいいところです。
東京は海外からもたくさんの旅行者たちが集まっています。
中には一か月以上かけて日本をまわるバックパッカーたちもいて、東京だけで1~2週間滞在し築地市場から高尾山、神社仏閣周り&アニメ聖地周りと精力的に動き回っている人も。
そんなバックパッカーが根城にしているのがゲストハウス。
ドミトリーつまり相部屋が中心で、一泊2000円台で泊れるリーズナブルな宿泊施設です。
「知らない人と同じ部屋なんて怖い」
そう思うかもしれませんが、一度慣れてしまうとむしろ楽しいものです。
一人旅行者も多いので、部屋やラウンジで話しかけ仲良くなり、旅行情報を交換したり翌日一緒に観光したり。外国人も多いので、つたない英語で話しかけ国際交流する絶好の場でもあります。
もちろん友達同士グループで旅行するなら、ドミトリーの部屋を4人などで貸し切ってしまうことも可能。ゲストハウスには共有のキッチンがついているところも多く、コインランドリーなどもあるため、長期滞在にも便利です。
でもやっぱり寝るときはプライベート空間が確保されていないと・・・という人にはやはり「カプセルホテル」でしょう。日本人にとっては「終電逃したときにやむなく泊まる痛い場所」かもしれないカプセルホテル、実は外国人にとっては非常にユニークで好奇心と探検心を刺激する日本独自の宿泊施設形態なんだとか。実際に海外で出版された日本の旅行ガイドブックを見ると、カプセルホテルの紹介が載っています。
狭いのが苦手な人にはお勧めできませんが、都内でも一泊1500円~2000円台で泊れる場所が多いので、宿泊費節約したい人にはいいでしょう。
ちなみにカプセルホテルは一般的に「男性限定」なのですが、東京では何か所か「女性OK」な場所もあります。
またカプセルといってもかなり空間広めなものもあります。
東京の都心には規模も大きな健康ランド(クアハウス)がいくつかあります。
24時間運営しているところなら仮眠室も備えているので、「別にどこでもすぐ寝れるよ」という人なら、そんなところに"一泊"してしまうのも手です。
たとえばお台場の「大江戸温泉物語」や新宿の「グリーンプラザ新宿」には、スーツケースを転がしてやってくる人もたくさんいます。大きなお風呂やサウナで旅の疲れもとり、リクライニングチェアやマットで寝ることができます。男性なら24時間営業のサウナが都内各地にあります。
●24時間営業で仮眠室がある健康ランド(スパ・クアハウス)やサウナを探す
最後は「ネカフェ」「マン喫」と略称で呼ばれることも多いネットカフェ&マンガ喫茶です。
新宿や渋谷などターミナル駅付近には、たくさんのネットカフェがあります。終電逃してしまった大学生や、休み使って東京に遊びに来ている若い人で深夜時間帯は結構込み合っています。ネカフェを"住まい"に日雇いバイトで生活している人なんかもいるほどです。
狭い空間で決して寝心地もよくはないですが、ナイトパック7時間で平日なら1500円以下など、カプセルホテルより安く泊まれる場所です。