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晴れ渡った青空のもと、両国から浅草までのんびり散策

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浅草━━その地名を耳にするだけで思わず目を輝かせてしまう、東京の秋葉原にも近い有名なスポットだ。浅草といえばもちろん浅草寺が有名だが、実はあのスカイツリーもすぐ近くにある。

太陽がぎらつくほどの晴天のある日の午後、日本人の友人の和田さんと一緒に両国を出発し浅草探索へと出発した。あまりにもいい陽気だったことに加え道もそれほど遠くはなかったので、歩いて行くことにしたのだ。途中の風景もたっぷり楽しめるしということで♪

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何度も角を曲がりながら日本ならではの道を進んでいく途中、ついうっかりある小さな公園に入り込んでしまった。それが意外にもびっくりうれしい体験になるとは!(注:両国駅の北にある横網町公園の隣にある日本庭園です)

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そこで私の目に飛び込んできたのは群れをなして池の上を飛び交うウミカモメたちだった。内陸からやってきてそもそもカモメを見る機会などほとんどなかった私にとって、こんな大都会の中心でこれほど多くのカモメに出会うなんて何とも興奮する出来事だ。北京では、最先端の商業施設の広場前に行ってやっと何羽かのハトに出会えた記憶があるのだが、そこはまた人もとにかく多かったっけ。

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それにしても、静けさに包まれた小さなこの公園内にこんなにも人を魅了する風景が潜んでいたなんて、飛び上がりたいほどの喜びだ。中国の友人たち皆にこの美しい風景を見せてあげたいと心から思った。

後ろ髪惹かれながら公園を離れた私達は、再びスカイツリーへ向かって歩き始めた。そして20分もしない頃、遂にスカイツリーに辿り着いた。

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スカイツリーの高さは634メートルで、世界一高いタワーなのだとか(注:商業施設では高さ828メートルのブルジュ・ハリファが世界一)。どっしり骨太な円形の巨大な柱を組んで作られており、天に向かってまっすぐそびえたっている。

天気がよければ東京のどの場所からでも、頭を上げればすぐスカイツリーが見える。なんとも不思議な感覚だ。

地上からツリーのてっぺんを見上げると、なんということか、まるでスカイツリーが動いているような錯覚に襲われた。実はこれ、スカイツリーの脇を流れていく雲ゆえだった。

買い物好きな友人が楽しんでいたのはこうした風景だけではない。スカイツリーに隣接する商業施設散策も満喫していた。ここには特色ある様々な店舗がひしめきあっている。日本人の手仕事の精密さに感嘆させられるし、思考もまた緻密で巧みだ。

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商業施設を出た後は浅草寺に向かった。浅草寺に着くと朱色の建物と賑やかな観光客たちの人波が目を引いた。どこか中国風でもある。

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雷門をくぐるとそこから参道がまっすぐに伸びており、両脇はすべてお店。この日はとりわけ観光客が多かった。聞くところによると日本のお正月は更に多くの人がここにやってきて寺にお参りをするのだという。中国からもたくさんの旅行者がやってきて、価格もお手頃で特色ある様々な旅行記念品を買い求めていた。

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浅草寺の建物はとても雄壮で、建築の風格や色彩は中国のそれとも非常に酷似している。

さらにここのおみくじは非常に当たるとかで、参拝に訪れた人達は皆、ここでいい運勢を引き当てることを願っているのだとか。私ももちろんここで一発いい運勢を引きたい気持ちはやまやまなのだが、逆にがっかりする結果になるのでは思うと躊躇われた。その後友達に教えてもらい知ったのだが、もし今ひとつなくじを引いてしまったなら、それを寺の敷地内にある木に結びつけて持ち帰らなければOKなのだとか。

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それなら安心と、思い切っておみじくを引いてみることに。結果はなんと「大吉」!やったね!!!と、もう大喜び。同時に日本人のこうした細やかな気配りにも感動させられた。こうしたひとつひとつのちょっとした事についても、人がどう感じるかということが考慮されているのだ。

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夕暮れ時、人でまだ賑わう浅草の通りを歩いていると、濃厚なまでの日本風情に心が満たされてゆく。午後半日のコースは終わり、夜の魅力的な時間が静かに始まりつつある。こちらはこちらでまた違う印象があってなんとも。

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任貴華(レン・グイフア)
2015年1月に来日し、現在東京で生活をしながら日本語を勉強中の30代女性。日本への興味から日本語の勉強を開始し、ある日突然、北京でのOL生活に終止符をうち単身日本にやってくる決断をしたため、周囲の友人や家族たちをも仰天させたとのこと。好奇心いっぱいかつアクティブで感性豊かな女性で、人生初の海外生活の中、道を歩くハトから飲食店の看板に至るまで見るものすべてに興味を持ち目を輝かせている。東京在住の日本人が普段見過ごしている東京の魅力を引き出してもらうべく、このコラム執筆を依頼した。以下は本人が書いた自己紹介文(中国語)。

来自中国北京,一直中規中矩的生活着,按部就班的工作,一成不変的生活圏子,一群熟到不能再熟的朋友,30多年来,単調色彩的生活幾乎譲自己失去了感知生活幸福的能力,還好突然之間対日本很感興趣,突然之間想改変一下,于是決定来日本半工半読,体験不同的人生,這箇決定也点燃了自己深埋在心底的好奇和燗漫情懐。尽管不再年軽,好在還不算太晩,隻要重燃対生活的熱情,幸福就会環繞全身!而旅行絶対是最好的良方,願毎箇人都懐着感恩的心情,在毎一箇天賜的仮期中尽情享受大自然的魅力!出発,改変就在現在!

記事最終更新日:2015/02/28
記事公開日:2015/02/28